こんにちは、『パパも東大ママも東大!』管理人の”アオくまピンくま”です。
著者紹介
アオくま・ピンくま
東大卒夫婦。2019年生まれの双子を育てる。歴史上の偉人に学び、「子供をどう育てたいか」を考える。普段はビジネスの最前線で活動中。詳しくはコチラ。
七田式教育ってご存知ですか?
批判を恐れずに私たち東大卒夫婦が感じている印象をそのままお伝えしますと・・・詰め込み型教育です(これ以上は炎上しそうなので割愛!)。
私たち東大卒夫婦が今回ご紹介したいと思うのは、我が家で取り入れている『七田式プリント』についてです。
このプリントは、七田式教育の教室に入会することなく、Amazonや楽天で入手することが出来ます。市販されているワークドリルです。
▼七田式プリント
今回の記事は、「七田式教育」を薦めるものではありません。『七田式プリント』について、私たち東大卒夫婦が感じたメリットをご紹介する記事ですので、くれぐれもお間違えなさいませんよう・・・
今回の記事では、『七田式プリント』に関して、アオくまピンくま的に気に入ったポイントをレビューします!
この記事はこんな方におすすめ
- 「七田式プリント」を東大卒夫婦がどのように活用しているか知りたい
- 「七田式プリント」について、東大卒夫婦が考えるメリットを知りたい
「七田式教育」に関する私たちの考え※批判ありのため、不快な方はスルーでお願いします※
七田式教育とは、
その教室で使う教材として有名なフラッシュカードを見てもわかるように、間髪を入れずに右脳で反応する訓練をする=処理能力を高める訓練を行う教育なんですよね。
この教育方法が現代に合ったものであるかは、この七田式教育のスタイルがいつ確立されたかを知ると、自ずと答えが見えてきます。Wikipediaの情報によると、その発祥は1970年代後半。
日本のバブルが弾ける前ですね。そして、その20年後には日本は『失われた20年』と呼ばれる経済低迷期間に突入することとなります。
過去においては、日本の『詰め込み型教育』は、画一的な国民性を生み出し、戦後の高度経済成長を支える一大原動力となったのは事実。
しかしバブル崩壊後のなかなか上向かない日本経済が示すように(先進国の中で利上げができないのは日本だけ!)、これじゃいかんと教育改革が叫ばれているこの頃です。
七田式教育は、少なくとも私も旦那もやらなかったし、気になって10名弱の東大友達に聞いてみましたが、幼い時に家でやっていたという人はいませんでした(東大生は”くもん”もやらない)。
という訳で結論:我が家はアンチ七田式教育
『七田式プリント』を知ったキッカケ
ずばり、ママ友からの口コミです、すみません!
一足先に3歳になったお友達のママさんが「うちの子、七田式プリント始めたよ」と言っていたのを聞いて、純粋に気になり、検索しました。
そして、『七田式プリント』こそ、今の我が家にピッタリな教材であると判断したのです。
というのも、子供が3歳手前の頃、ピンくまの中で「子供に何かワークをさせたい熱」が盛り上がってまして、手当たり次第Amazonで幼児向けワークを買い集めてたんですよね。
▼こういうのをよく買っていました
これはこれで楽しめはしたのですが、一つ最大の難点が。
それは、
本がすぐ閉じてしまうこと!!
せっかくワークに取り組もうとしても、手でしっかりその頁が開くように押さえてないと、すぐにパタンと閉じています(なんでこんな形態にした?)。
これが双子の我が家には曲者で、手は2本しか無いのに、双子のそれぞれのワークを手で押さえて、やり方まで教えなくてはならない!という点にすごく困っていたのです。。。
そして子供って敏感じゃないですか?
ちょっと本が曲がっただけでと気をとられたり、シールが机から落ちようものなら椅子から降りてしまったりと、ワークの物理的な形態がワークに集中できない環境を生み出してしまっていました。
なので、ママ友から「七田式プリント」のワードを聞いて、ちょっとネットで検索して見たその形態に私は一目ぼれしました。
これなら、1枚1枚剥がして子供に渡せるから、私も子供もワークに集中できるに違いない!
惹かれたのは中身よりも形態です笑
2歳児向けのワークなんてどのメーカーが作っていても大差無いでしょうし、必要なことを教えてくれればそれで良い、そんな気軽な気持ちで七田式を始めてみることにしました。
七田式プリントを始めることは決めましたが、一つ迷ったことがありました。それは・・・
七田式プリントは双子それぞれに買う?コピーする?
・・・本当すみません。
以下リンクを覗いていただければわかりますが、七田式プリントは「紙だけ」にしては中々のお値段がいたします。
我が家は双子。
当然ながら、二人同時にワークに取り組ませる予定でした。
ワンセットだけ購入して、カラーコピーしようかな・・・
白黒コピーの方が安いけれど、それだともう一人の子と差がついてしまうのでNG(集中力阻害要因!)。
カラーコピーでも、2セット新品を購入するより断然安い。
でも・・・母がコピーとるの面倒くさい。
コピーをとるのが面倒くさくて、母のやる気が無くなったら本末転倒ですので、悩んだ結果、全く同じものを2セット購入することにしました(当然ですよね、悩んですみません)。
▼届いた
もう名のとおり、
ドドーン!
というインパクトで届きました。
これが重いのなんのって、段ボールごと体重計で量ってみたら、なんと1セット5.2キロもありました・・・
2歳児が取り組むのは七田式プリントのどのタイプ?
ここでは細かくは紹介しませんが、七田式プリントは子供の成長に合わせてA、B、C・・・とレベル分けがあります。
我が家の双子は2歳10ヶ月の時点で、こちらの七田式プリントの「A」を始めることにしました。
こちら2歳半から取り組むことが出来る教材らしいのですが、うちの双子の2歳半を振り返ると、落ち着いてワークに取り組める状態では無かった気がしますので、少し遅いかもしれませんが、我が家にとっては、2歳10ヶ月が開始時でした。
七田式プリントAで届くもの、全部紹介!
先ずは段ボールを開けてみます。
▼段ボールin段ボールでした
入っていたのは、カレンダーと宣伝(七田式の他の商品)とプリントが入っている段ボール。
そして、こちらの白い段ボールを開けると・・・
▼大量のプリントが・・・
七田式プリントAは
- かず
- もじ
- ちえ
で構成されていまして、
それぞれ1ヶ月分が1冊になっています。
それぞれ10ヶ月分だから、三種類で・・・30冊!
▼A4サイズのプリント。ペリっと簡単に切り離せます(ここがサイコウ!)
▼これはプリントAが全て終わった時に行う、総仕上げプリント
▼プリントが終わればシールが貼れるというご褒美つき
七田式プリントAを子供にやらせてみた、感想
子供はプリント学習が好きだし、パパとママに教えてもらうのも好きなので、プリント学習自体を嫌がる子ってあまりいないと思うんですよね・・・
子供が楽しんで取り組めば良いと思っているので、教材の内容の良し悪しは特段気にしていないのですが、
七田式プリントだからこそ良かった!と思ったポイントが幾つかありますので、ご紹介です。
▼何度も言いますが、良いと思っているのは「七田式プリント」であって、「七田式教育」では無い。むしろ「七田式教育」はアンチ
七田式プリントのメリット:プリントだけに集中できる
七田式プリントを購入した最大の理由でもあるのですが、私の目論見は完全に当たりました!
子供の目の前には、今やるプリント一枚だけが置いてあるので、そのプリントだけに集中出来るんです!
まるで競走馬の目隠しのように、プリント以外の他の要素が排除できています。
七田式のプリントは、1枚ずつ綺麗にはがせるようになってまして、プリントの端に付いている紙の切れ端に心を奪われてしまう、なんてこともありません笑
▼パパに教えてもらいながら落ち着いて取り組む図。こんな光景は以前取り組んでいたワークでは見られなかった
七田式プリントのメリット:スタンプが良い
付属で「しちだっく」のスタンプがついてきます。
頑張った証として、スタンプを押してもらえる、という制度が良い。
ここがねまた、「頑張りシール」とかだと、普段やってるシール遊びを髣髴とさせるので、「うまくはれない~」だとか「もっとはりたい~」とかなってしまい、次のプリントに進むことが出来ません(集中力阻害要因)
スタンプでササっと押せる仕組み、とても良いと思います!
七田式プリントのメリット:キャラクターが主張しすぎない
既に出てますが、七田式プリントにも「しちだっく」というキャラクターがいます。
ただ、こちら、ただのアヒルで非常に没個性的です。
各プリントにも左上に一匹いるだけで、全く主張してきません。
チャレンジのしまじろうやポピーのももちゃんの押し売りに疲れている親御さんには、心の安泰をもたらすことでしょう笑
とは言ってもやっぱり子供はキャラクターものがあるとやる気が出ます。
子供と七田式プリントをする時は
「しちだっく、しよ!」と誘うことにしています(一応各プリントにはいるので笑)
逆に言うと、「キャラクター」がいることで、七田式プリントに取り組む時間が、他の時間とは切り離された「特別の時間」にもなっているわけで、
誰にも嫌われる要素の無い「しちだっく」というキャラクターは、そのキャラクターの使命を全うしつつも、キャラクターの負の部分を排除しており、とても秀逸なものだと思います。
七田式プリントのメリット:4日も同じことを繰り返す
この点については、「子供が一定程度成長するとマイナス要素に変わる」と私は考えていますが(なので、プリントB、Cまでするかはわからない)、
2歳~3歳という、理解に時間がかかる年齢の子供にはピッタリだと思います。
▼同じ内容のプリントが4回分
1日目は指示通り出来なくても、二日目には指示通りに出来、三日・四日目は定着、というサイクルを繰り返します。
しかも内容は微妙に違っているので、ちゃんと指示を聞かないと解けない(「しちだっく」スタンプ押してもらえない)のも良いですね。
過度な繰り返し学習は思考停止を招くので好きでは無いのですが、
この2歳~3歳という段階においては、繰り返し学習によって出来た!の気持ちを積み上げて、徐々にステップアップする、というプロセスはとても有効だと思われます。
七田式プリント我が家の取り組み方
我が家は双子なので、もう生きているだけで集中力阻害要因がたくさんあります笑
七田式プリントに取り組む時は、こんな工夫をしています。
前日のうちに当日取り組むプリントを用意しておく
七田式プリントは、
- かず
- もじ
- ちえ
で構成されているというのは先ほど述べた通りで、
それぞれ1枚づつ、3枚のプリントが1日に学習する量です。
それなのに、
3枚のプリントは別々の冊子から切り取らなければならない。
3枚ワンセットなら、別々の冊子から切り取らせずにもうその順番で一綴りにしてくれれば良いのに、ここは合理的な理由も見つからないのでマイナスポイントですね。
プリントをあっちの冊子からこっちの冊子から用意する時間(しかも二人分)が集中力阻害要因になると思いまして、
前日に準備してクリアファイルにセットするようにしています。
七田式プリントに取り組むのは夕ご飯の後・お風呂の前
こちらは各家庭の事情に合わせていつでも良いのだと思いますが、我が家は夕ご飯の後・お風呂の前とタイミングを決めています。
一度、七田式プリントをするのを忘れてお風呂に入れようとしたら、
「ママ、しちだっくやってないよ!」
指摘されました笑
子供には時間の概念があまりないので、7時とか8時とか時間で決めるのではなく、「何かをする前」や「何かをする後」といった形でタイミングを揃えるのが良いと思います。
もうたぶん子供にとって「しちだっくをしないでお風呂に入るのは気持ち悪い」んだと思う笑
七田式プリントは良いと思う
以上のとおり、七田式教育には拒否反応を示してしまう私ですが、「七田式プリント」は2歳・3歳にはとても良いプリントワークだと思っています!
少しお値段はしますが、他に似たようなワークは市販されてませんし、一度購入してしまえば、親の立場としてはその後数ヶ月は何も考える必要無く、ただ淡々と毎日のプリントを進めるうちに子供が成長してくれる、という点も気軽です。
最初にワークがたくさん(5キロ!)送られてきますが、逆に言うと毎月小出しに届くのを受け取る手間も無いわけで、月間の通信教育よりも楽かと思われました。
あ、一つ大事なことを言い忘れていました。
こちらのワーク、親が手取り足取り教えて進める必要があります。
まだ2歳・3歳、字読めないですもんね笑
忙しいパパさんママさんでも「教えること以外の余計なこと」に捕らわれることなく、ササっと一緒に取り組んで最大の成果を出せる、そんなメリットが七田式プリントにはあるのだと思っています。
本記事が育児に悩むお父さん・お母さんのお役に少しでもたてたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。